それぞれの人に合う留学を提案する仕事
海外へ渡って一定期間で外国を勉強する留学は、以前から人気があります。
留学は2週間や1ヶ月、場合によっては半年や1年など、海外に長期間滞在することが多いです。
こうした海外での生活に向けて、留学を申し込むときにはさまざまな準備が必要になります。
留学コーディネーターは、それぞれの人に合わせた留学を提案する仕事です。
留学をしたいとなったときに、考えるべきことはたくさんあります。
留学先の国をどこにするのかや、現地で学ぶ学校を決めたり、滞在先を決めたりする必要があります。
滞在先はアパートなどの1室を借りることもあれば、現地の家族の家で生活させてもらう「ホームステイ」という方法もあります。
さらに、どれくらいの期間で留学するかも、人によって違います。
このように留学をする上では考えるべきことがたくさんあり、初めて海外へ行く人には分からないことがたくさんあります。
留学コーディネーターはさまざまな人の留学をサポートする中で、留学に関する知識や海外の各地についての現地情報を把握しています。
そしてこうした情報を元に、留学を希望する人それぞれに最適なプランを提案するのです。
留学コーディネーターが向いている人はどんな人なのか
留学コーディネーターは自分自身に留学経験がある人や、英語などの外国語を使って仕事をしたい人に向いています。
日々海外の情報や現地の人と触れることになるため、こうしたことにやりがいや楽しさを感じられる人に向いているといえます。
自分自身が留学や海外旅行で楽しい経験や勉強になる体験をした人は、ほかの人にも留学コーディネーターとして良い提案ができるのです。
留学コーディネーターは、英語スキルやカウンセリングの資格があると良い
留学コーディネーターになるために、必須となる資格はありません。
ただ、英語のスキルは身につけておくと、留学をコーディネートする会社に採用してもらいやすくなります。
英語スキルはTOEICやTOEFLなどのスコアで評価されるため、前もって受けておくことをおすすめします。
また、前述のようにできれば留学経験があると、さらに留学コーディネーターになりやすくなります。
留学の経験があると、自分自身の体験を元に提案できるため、より具体的な話を気持ちを込めて話しやすくなります。
留学経験のない状態でほかの人に留学プランを提案することもできるものの、やはり経験のある人に比べると提案力に差は出やすくなります。
留学コーディネーターになる人の中には、「留学から帰ってきて、何の仕事をしようか迷ったときに見つけたのが留学コーディネーターだった」という人もいます。
仕事を始める前に先に留学を経験することも、良いといえます。
また、職場によっては、カウンセリングや海外旅行の知識も必要になります。
お客様の要望を聞きながら留学の提案をすることになるため、相手の話をしっかりと聞くカウンセラーの資格は、取得しておくと役立ちます。