理学療法士

理学療法士の仕事

理学療法士は病気やケガ、生まれつきの障がいなどで体が不自由な人に対し、さまざまな訓練や治療を行って機能の改善・維持を目指すリハビリテーションのスペシャリストです。

脳卒中などの病気や、交通事故などによるケガ、高齢や障がいによって体が不自由な人に対し、適切な方法で訓練を行います。
訓練では立てない、座れない、体のバランスが保てないなど、患者さんの状態を見ながら、マッサージなどの手わざによる治療、電気刺激や牽引ロープなどの器材を使った治療などが行われます。

理学療法士国家試験

理学療法士の資格を取得するためには高等学校を卒業後、理学療法士の養成学科がある大学や短大、または理学療法士の専門学校で必要な科目をすべて履修し、国家試験に合格をしなければいけません。

理学療法士国家試験は毎月、2月の終わり頃に実施されます。
過去5年間の合格率は2011年が74.3%、2012年が82.4%、2013年が88.6%、2014年が83.7%、2015年が82.7%でした。

理学療法士の就職状況

理学療法士の就職先はさまざまです。
病院、リハビリテーション施設、高齢者の介護施設、福祉施設、特別支援学校など医療、介護、福祉、教育など幅広い分野で活躍しています。
最近ではスポーツ分野で活躍する理学療法士、がん患者の浮腫を治療する理学療法士も注目されるようになりました。
健康への意識が高まっていますから、今後も理学療法士の活躍の場は、さらに広がると期待できます。

求人サイトを確認してみると、急性期病院などの医療施設のほか、訪問看護、デイサービス、訪問リハビリテーションといった高齢者の福祉を行う企業からの求人など、非常に多くの求人が出ています。
正社員としての求人のほか、パートやアルバイトの求人も少なくありません。
数多い求人のなかから自分の条件に合った就職先を探せるので、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
特に訪問看護は自分のペースで仕事ができるため、職場での人間関係に疲れた理学療法士や、子育て中の女性の理学療法士に人気の高い職種となっています。

また、急性期、療養期などタイプの異なる病院の求人も多いので、理学療法士として幅広い知識を得るために転職を検討している人にも、有益な情報が得られます。

理学療法士の平均年収

厚生労働省の調査によると2014年の理学療法士の平均給与額は27万4,000円、年間ボーナスの平均額は60万9,400円、平均年収は389万7,400円でした。

しかし、上記サイトでの求人募集内容を見ると、月収35万円や年収430万円など、400万円以上の求人が目立ちます。


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