情報セキュリティスペシャリスト

情報セキュリティスペシャリスト試験とは?

情報セキュリティスペシャリスト試験とは、IT分野の情報システムに関する専門的な知識を持つことを認定する試験です。

インターネットの活用で懸念されるセキュリティ問題に対応するため、セキュリティシステムの企画から開発、運用、保守までの業務を推進する、若しくは安全な情報システムの運営に関する業務に行うための資格で、IT分野に求められる人材に必要な能力が身につきます。

具体的には(1)情報システムが適切かどうかを診断し、攻撃にさらされやすい環境であれば直ちに対応できる能力、(2)情報システムやセキュリティ機能の開発に際して、情報システムのリスクをチェックし、安全性に配慮した支援を行う能力、(3)ハッキングなどが発生した際の対処を行う能力、(4)情報セキュリティ方針の策定、情報を扱う人たちに対する教育などを通じて、人的な角度からもセキュリティ管理を支援する能力が試されます。

(参考サイト)
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_11seido/sc.html

情報セキュリティスペシャリスト試験

情報セキュリティスペシャリスト試験は、4月と10月の年2回実施されます。
受験料は5,100円で、試験は午前の2科目と午後に2科目行われ、午前は選択問題、午後は記述問題が出題されます。

現代社会では情報セキュリティの安全確保は最重要項目となっています。
このため、将来性の高い資格として情報処理技術試験のなかでも最も人気が高く、受験希望者が多いため年に2回の試験が実施されています。

しかし、情報セキュリティスペシャリスト試験<は国家資格のなかでも難易度の高いものとして知られており、ソフトウェア会社で働くプロのシステムエンジニアでもなかなか合格できません。 過去5年の合格率を見ても2010年が15.3%、2011年が13.9%、2012年が13.7%、2013年が13.1%、2014年が14.4%と狭き門となっています。 学校別の受験状況を見ると2015年春期では情報系の専門学校が最も多く、322人で合格率は20.8%。 次に多いのは情報系の大学生で169人、合格率は20.6%。 次いで情報系大学院の132人、合格率33.7%と続きました。 情報系以外の学科の大学生や高校生なども受験していますが、その数は少なく、情報系の学校で学ぶのが資格取得の近道だといえます。 また、この試験に合格した人または午前Iの試験で基準点以上を得点した人は、このほかの情報処理技術者試験の午前Iの試験が2年間免除されます。 さらに、情報セキュリティスペシャリストの資格があると、弁理士試験の試験科目が免除されるなどの優遇措置が利用できます。


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