食品衛生監視員

どういった方法でこの資格を取得できるのか

食品衛生監視員の資格は、厚生労働省によって認定される任用資格となっています。
この資格は、食品衛生監視員の養成施設において、所定の課程を修了した方が取得できます。
医師や薬剤師、獣医師も資格の取得ができますが、一般的には大学や専門学校の中で、この資格を取得できる養成機関に進学することがまず必要です。
大学や専門学校の中でも、特に農学や化学など理系の学部に進学し、必要な知識を習得していくことになります。

一般に、食品衛生監視員として働くためには、この資格を取得後に公務員となることが必要です。
さらにで厚生労働大臣または都道府県知事から任命される必要があります。

人々の健康を守るこの職業の仕事内容について

食品衛生監視員は、人々の健康を左右する食の安全に関する仕事であり、今後もこの職業は重要なものであることは確かです。
国や自治体には必ず食品衛生監視員を置くことが義務づけられていて、あらゆる食品の安全を厳しくチェックし、食に関するトラブルの防止に努めています。
食品衛生監視員は、国家公務員として厚生労働省検疫所で働く、また地方公務員として各自治体の保健所等に勤務する方法があります。

厚生労働省の検疫所では、様々な食品を海外から輸入する場合に必要な書類のチェックを行います。
また食品衛生法に適合しているかなどについて審査し、輸入業者に対して指導を行うこともあります。
検査業務としては、微生物検査や残留農薬や添加物などに関する検査を実施します。
さらに検疫衛生業務もあり、海外から来航する船や航空機、またその乗組員や乗客に対して検疫を行います。

保健所での仕事としては、飲食店等の営業施設の許可事務を行っています。
また営業施設に対する監視と指導を行い、衛生状況などを厳しく監視する重要な仕事にも従事します。
さらに食中毒等の調査を行い、被害が拡大しないための措置を行い、人々の安全を守っています。

食品衛生監視員の難易度などの詳細

試験の最終合格者は、申込者数に対して20%未満となっており、難易度としては高めとなっています。
男女別では女性の方の申込者が多くなっている傾向があります。

食品衛生監視員の試験は筆記試験だけではなく、2次試験で個人面接が行われています。
単に試験に関する知識を問われるだけではなく、人間性の面も重視されていることがわかります。

試験の回数は年に1回のみとなっており、また難関な試験であるため、この資格を取得するためには事前に長い期間を設けて試験勉強を行わなければなりません。
また様々な知識を要求されているため、資格の取得後もさらに学習を継続していかなければなりません。


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