育児をサポートしてくれるプロフェッショナル
保育士の仕事は、大きく分けて2つ。保護者の代わりに0才から6才(就学前)までの乳幼児の保育・子どもの保護者に対して、保育に関するアドバイスをすることです。子どもの命を預かり、保護者に対して保育のプロとして適切なアドバイスをするためには、専門的な知識とスキルが必要不可欠。保育士として働くためには、国家資格である「保育士試験」に合格しなければいけません。
命を預かる責任とやりがいのある仕事
保育士の仕事は、子どもの個性を伸ばしてのびのびと成長できるようサポートすること。子どもを預かり、身の回りのお世話をするのが仕事。しかし、動き回る元気な子どもたちはいつでも怪我と隣り合わせ。勤務する保育園によって異なりますが、朝7時ごろから登園してくる子どもたちを迎え、閉園となるのは18時。命を預かる大変な仕事であると同時に、子どもの笑顔や成長にやりがいを感じているそうです。
国家資格「保育士試験」に合格する必要がある
保育士として、仕事をするためには「保育士資格」の国家試験に合格する必要があります。試験を受けるためには条件があり、「保育士を養成する学校その他の施設」で必要な科目を履修が必要です。
筆記と実技試験があり、筆記は8科目に合格が必須。実技試験では、ピアノやギター、アコーディオンを演奏しながら歌う、読み聞かせをします。
0才~6才までの子どもたちに対して、年齢や発達の段階に応じたケアや子どもの個性に合わせた指導や教育をする必要があるため、資格取得した後も、学び続けなければいけません。
保育士の求人は多い
保育士はいま最も求められている職種のひとつ。求人数は他の職業よりも多くなっています。特に東京の保育士の不足が深刻な状況で社会問題のひとつとなっていることも。保育士としての働き方も自由になっており、パートタイマーや短時間勤務など、他の職種に比べると、希望によってさまざまな働き方が可能です。
保育士の給与
保育士の給与・平均年収は300万円と言われていますが、あくまでもそれは平均額。実際には100万円~200万円であることがほとんど。他の職業と比べると高い方ではありません。子どもの命を預かる仕事であり、仕事に対する責任も重くなっています。
保護者に対するアドバイスをする時には、家庭の教育方針などもしっかりとヒアリングし、保護者と話し合う必要があります。保育士にも高いスキルが必要ながらも、賃金が低いため保育士として働くより、他の職業に従事する潜在保育士の存在も問題になっています。